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2012年2月

2012年2月28日 (火)

2月27日夕、中部電力の執行役員が副知事室に。「現在は非常事態。需給が安定したら(供給契約を)提案したい」記者会見速記録。

○ 2012年2月27日(月) 18時35分~19時
○ 都庁 猪瀬副知事室
○ 中部電力(株) 渡邉穣取締役(専務執行役員・販売本部長)、
             清水成信執行役員(販売本部・法人営業部長)
             岡部和彦執行役員(東京支社長)
   東京都 猪瀬直樹副知事

【副知事】 東京の、東京都庁舎、新宿の都庁舎は、東京電力と1キロワット時あたり12.8円で契約しています。契約電力でいうと1万1千キロワットですね。これが17パーセント上がると、だいたい1億円くらい値段が上がることになります。それは、それとしまして、東京電力ではなくて、中部電力から購入することもできるはずなので、中部電力と相談して、今日もまた、その話をしたんです。

 基本的には、中部電力は関西電力や九州電力に送らなければいけない電力がかなりあって、緊急時であるため、東京電力管内に送る余裕がちょっと今はない。でも将来、その需給体制が整えば、東電管内でも電気を販売することはできるということを、今、確認したんですね。つまり、電力の、九電力の壁を越えて電力を販売することは、できるんだということです。

 ある電力会社が、突然、高い値段で、電力を販売したということになると、他の電力会社が代わりに、そこに供給することは、理論的には可能ということです。しかし、関西電力は、50パーセントも原発の依存率が高いですね。5割です。それから、九州電力も5割に近い。

 そこで、関西電力と九州電力は、この夏、乗り切れるかどうか、電力使用制限令が出るかわかりませんが、出ないで乗り切るとしたら、中部電力から供給するしかないだろう。だから今回の契約は、ちょっと無理だということになりましたが、将来、可能性は残っているということを、今、話し合った。では、中部電力の専務執行役員で販売本部長・渡邉さんです。

Img_4513 【中部電力】 渡邉でございます(写真中央)。有難いお話を、先週いただきまして、今日、私どものご回答ということで、お邪魔をした次第でございます。今、仰っていただきましたように、西日本エリアが今、非常に、非常事態とも言える状況の中で、すぐにお応えするということは、いたしかねますということで、ご回答させていただきました。しかしながら、仰られたとおり、需給バランスが安定した状態の中では、私どもも選択いただけるようなご提案ができればと思っております。そのようなお話で、当面、今の状況、非常事態の下では、申し訳ございませんが、有難いお話ではございますが、まずは西日本エリアの安定供給に全力を尽くしたいということで、お話をさせていただいということでございます。

【副知事】 質問ありますか。

【記者】 読売の小林です。大口の東京都だけではなくて、都内には、たくさんあると思うのですけれど、まず、こういった都の動きが出ますと、他にも同じように中部電力さんから買いたいということも、出てくるかと思うのですけど、その場合ですね、優先順位というか、そういったものは、あるのでしょうか。

【副知事】 まず大事なことは、東京都が、そういうことが論理的に可能だという提案をしない限り、ふつうの会社は、たぶん、そういう申込みができない。東京電力が怖くてですね。そういう申込みすら、考えたことすらないと思います。ですから、東京都が中部電力から買えるんですよという話をやって初めて、今、あなたが言ったような競争が出てくる。

 そのときには、当然のことながら、中部電力が提示する価格と、東京電力が提示する価格が、どちらが、会社にとって、得するのかということ、需要側は自分で考える。そういうことで、おのずから市場価格で決まっていくのではないですかね。

【記者】 それでは、とりあえず、都が買うという前提で、まず話を進める。

【副知事】 東京都しか、そんなこと言えませんよ、東電、怖くて。まずね。

【中部電力】 私どもでもですね、東電の値上げを契機に、中部電力から送ってもらえないのか、というお話は何件か頂戴しました。先ほど申し上げましたとおり、まさに西日本エリアの非常事態という足元の状況の中では、難しいですということで、ご理解を頂戴しているというのが、現実でございます。

【副知事】 どのくらいあったんですか、そういうの。

【中部電力】 10件くらいございました。

【副知事】 なるほど。面白いじゃないですか、それ。

【記者】 早いもの勝ちみたいになってしまわないか。

【副知事】 それはだって、いまのPPSに対しても殺到していますから、市場価格は上がる。それは市場の論理としては、それでいいんじゃないんですか。それは、だから、中部電力から適正な価格を競争で、勝ち取るということではないですかね。今だって、個々の会社は、それぞれ東電と交渉している。ここは、いくらにしてほしいとか、そういう競争をしているわけですから、問題は、そういう市場が拡がれば、新しい、例えば中部電力でも、東京電力の管内でも、供給するだけの発電会社が増えていく可能性も出てくる。それによってまた電力の安定供給につながるというか、そう考えるんです。

【記者】 時事通信の小嶋と申します。今回、中部電さんの方から、こういう話を受けて、今後の都庁舎のですね、電力の契約というのは、どのような契約をされていくのでしょうか。

【副知事】 現在、東京電力の一律の値上げというのは、問題があると言っている。で、まずは、先日お示ししましたが、東電側の経営合理化がきちんと、なされた上で、値上げをするという論理構成なわけですよね。経営合理化は、きちんとされていないではないかと問題提起した。ですから、経営合理化をきちんとしてもらうということを、さらに、もう一度言い、そして中小企業も大企業も役所も一律ではなくて、中小企業に対する配慮を、きちんとしてもらわないと、困りますよと、このまま契約できませんよと言っている。

【記者】 今回は、中部電の方とは契約はしないということですが。

【副知事】 だから、今、渡邉専務が仰ったように、需給が安定したら、いつでもやりましょうという話なんですね。今、関西が原発5割の比重で、止まってしまっているから、九電も約5割ですから、そちらに送らないと、東京都に送る分は、ちょっと出せないということ。現状ではね。

【中部電力】 現状でもですね、私ども、管内のお客様には節電のお願いもいたしておりますし、関西に応援している一部の融通原資は、管内のお客様の自家発の焚き増しというご協力の下にですね、今、西に送れているという状況でございます。そういった状況が、なくなった暁にはですね、私どもとしても、最大限のある意味、競争ですので、提案をさせていただくということだと思いますが、今は少なくとも、そういう状況にはない。非常事態であるということで、今回のお話は、当面、無理でございますというご回答をさせていただいたということでございます。

【副知事】 中部電力もね、東京に支社があるんですから、どんどん営業してくださいって言ったんですけどね。はい。

【記者】 すみません。テレビ東京の青木と申します。。10社ほど、お話があったということですけれど、具体的には、どういったところから、どのあたりの地域からという。地方だけでも。

【中部電力】 個別の企業名はご容赦いただきますが、例えば、私どものエリアに工場をお持ちのお客様で、東電のエリアに、事業所をお持ちのようなお客様が、この事業所に送っていただけないかという要請も、当然ございました。

【記者】 現実として、中部電から東京に送ること、都庁に送ることは、可能ということは、この災害が起きるまで、そういったことが、動かなかったのは、副知事、どういったこと。発想に誰も至らなかった。

【副知事】 ただ、九電力体制というのが、非常に固定化されていたということですけれども、2005年の自由化のときに、それは可能であるということは、はっきりした。九州電力が中国電力管内の広島県のジャスコの一店舗に電力を売ったんですね。その前例がありまして、しかし、それ以上、拡がらなかったのは、おそらく電気事業連合会とか、そういうところで、変なことしちゃいけないんだという、申し合わせみたいのが、あったのではないかと、ちょっと思うのですが。これは、わかりません。ただ、こういう、今、電力危機のような状況になったら、本来の自由化の姿が、これから生まれるのではないかと思っています。

【中部電力】 電気事業者として、ご回答申し上げますが、他電力の状況については、私ども、わかりませんけれども、中部電力、私どもの会社は原子力比率も低うございますし、CO2という環境性が随分言われている中で、CO2のパフォーマンスもあまり良くない。とても、この自由化の中ではですね、むしろ、逆にお客様の離脱というのを非常に脅威に感じて、従いまして、価格以外のところで、いろいろ電気のご使用やエネルギーの効率利用のようなところで、一生懸命、ソリューション提案をさせていただいたりといったことで、何と言うか、管内のお客様に、私どもの電力をご選択いただけるようすることで、今まで努力をしてきた結果として、私どもは、域外に出る余裕がなかったということでございます。自由化されている世界というのは、少なくとも、域外供給ができないとか、そういうことではございません。

【副知事】 まあ、ですから、今日の結論は需給が安定したら、いつでも契約しましょうねという話し合いで。

【中部電力】 合意というか、ただ、私どものお示しした条件をお飲みになればということでございますけれども、はい。

【副知事】 もちろん、都庁もね。中部電力が普通の状態になった場合に関西電力や東北電力から見積を取ることもできますよということなんで。東京電力だけが勝手にどんどん値上げすると、そういう競争が起きてきますよということですよね。で、やっぱりその電力会社も、最初に申しましたが、経営合理化をきちんとしてもらった上で、値上げをするんだということをはっきりしてもらわないと困りますよということと、西澤社長が「値上げは権利である」と言ったのは、それは競争を前提にして言っているわけですから、今回、中部電力、競争参入いつでもできますよということが分かってくれば、そういう「値上げが権利だ」って言えるんです。実際には、それが出来ていない状況のなかで「値上げが権利である」と言うのはおかしいですね。

【記者】 NHKです。たぶん、中部電力さんに、確認ですけど、先ほどから関電管内、九電管内に電気を送ると仰っていて、浜岡が止まっていることによって中部電のエネルギー供給力が低下しているっていう、そういう背景はあるんでしょうか。

【中部電力】 当然ございます。

【記者】 それは今日説明なさった中にも含まれている。

【中部電力】 はい。

【副知事】 中部電力の原発依存比率は1割ちょっとくらいですかね。

【中部電力】 私どもは1割強でございます。

【中部電力】 昨年の夏、浜岡が全台停止いたしまして、非常に需給状況が厳しくなった状況だったのですが、そのときには、休止火力を起ち上げたり、夏の火力機の補修をずらすなどして、供給側を増やしていたのですが、その一方でお客様に節電をお願いし、それから特にあの、自動車工業会様を中心に、自動車産業の方に土日に、木金の、シフトしていただく、操業振替をしていただくことで、何とか昨年夏を無事乗り切ることができた。これ、かなりのご負担を強いた状況でしたので、私どもは、まず今年の夏、そういう状況で、ご要請することはどうしても回避したいと。その上で、当社のエリアで安定供給を維持した上で、さらに次は西日本全体の安定供給に、しっかり万全の体制で応援していかなくてはいけないというように考えておる次第です。

【副知事】 だいたい、いいかな。

【記者】 一つ、都庁舎は8000キロワットと言いましたか。

【副知事】 都庁舎1万1千キロワットなんですよ。で、東ガス系のエネルギー・アドバンスから3,000キロを供給される予定が、まだ、すぐじゃないんですけども、あるので、8,000キロ分と言った。ま、基本的には1万1千キロワットなんですね。

【記者】 それは、もう東電から供給を受けないということですか。

【副知事】 いやいや、それはだから、中部電力と交渉したのは、こちらと早く契約したいなと思ったけども、中部電力は、今のところちょっと電気が足りない、送る余裕がないということだと、東電と話し合うってことになりますよね。あと他の東北電力と話し合ってもいいですけどもね。

【記者】 基本的には東京電力から供給を受けない選択肢を模索しているということですか。

【副知事】 同時に、やっぱり中部電力と交渉することもできるんだよということを、東京電力に、値上げについて、経営合理化をしなければ、他のところと契約できるんだという、論理の問題ですから。値上げするにも、経営合理化して、そして足りない分を値上げにするんだという、それも論理ですから。経営合理化が不充分であるならば、それは、値上げの根拠が一定程度崩れてくる。

【記者】 交渉材料にしていくということでしょうか。

【副知事】 いや、もうちょっと、やっぱり将来の電力需要、電力供給をもっと安定的なものにするためには、全国の送配電網が一つのネットワークで機能すると、もっと安定供給になるんじゃないかと、構造的な改革の見通しを、僕としては考えたいなと思ってるんですけどね。

【記者】 問題提起の一つ。

【副知事】 はい、問題提起になりますね。

【記者】 すみません、東京MXテレビなんですけども。中部電力さんにお伺いしたい。需給が安定したら供給可能ということだが、周波数の技術については、これは問題がないということになりますでしょうか。

【中部電力】 物理的な制約が、まったくないというわけではございませんが、容量の範囲内で供給させていただくってことは可能だと考えています。

【副知事】 今、変換所の容量が103万キロワットで今年中に120万キロワットに少し増える。それはファクト。

【記者】 そもそも論としてその場合は、東電の送電線使用料というのは、やはりお支払しなくてはいけないと思うのですけれど、それでも東電の値上げ分よりも価格としては低く設定できるってことでいいですか。

【中部電力】 いや、それは今、確たる自信があるわけでもなんでもなくてですね、私どもの発電にかかる費用とか、営業にかかる販売費用みたいな、ネットワーク以外のところの費用に、東京電力のネットワーク・コストをオンした形で、ご提案するという形になりますので、私どもの発電コストと営業コストが、東電さんの発電コスト、営業コスト、どっちが優位なのかということは、私どもにはわからないので。私どもで、最大限、発電費の営業コスト、ネットワーク以外の費用を効率化努力をして下げた上で、ご提案をするということになると思います。

【副知事】 ネットワーク・コストは一緒。

【中部電力】 ニュートラルなんですね。

【記者】 その分、東電に対する支払分っていうのはある。

【副知事】 ええ、同じなんだ。

【記者】 そうすると低く、常識的には低く、低い価格で提供できるということですね。提供してもらえるってことですね。その値上げ分、

【副知事】 だから中部電力がきちんとしたね、あの発電コスト、かなり安くできるのであれば、東電に対して、優位に立つということです。ネットワークは同じなんですね、その部分は。

【記者】 その場合はやっぱり供給量に100万キロの上限があるとすると、中部電力としては、常識的に考えて、安い方が良いと思うんで、たくさんの会社からのオファーを、相対で、どう交渉するのでしょうか。

【中部電力】 相対ですので、いちばん条件の良い所とご契約させていただくということはふつう、競争の世界の常識的な行動だと思います。

【副知事】 別に電力の変換がね、今年の秋までに120万キロワットというけど、そんなのどんどん作ればいいんですよ。別にね、関所を別に広くすればいいだけであって、今の技術ならば簡単ですよね。それをあたかも難しいことのごとく言ってきたんですよ。その家電販売店で、冷蔵庫買って、どこに持ってっても使えるでしょう。そういうことも含めて、いまの技術で克服できるところいっぱいあるはずで、変換もじつはかなり技術的には、昔、言われていたような難しいことじゃないんですよ、本当は。

【中部電力】 いや、まったく、工場なんかでお使いのね、電動機あたりは、やはり60サイクル仕様と、50サイクル仕様では、設備更新していただく必要もあるので、統一っていうのは、私ども含めて、お客様設備側もですね、やはり、それなりの設備投資がいるという理解を私どもはしてますけど。

【記者】 産経新聞です。中部電力さんに、質問なんですけど、単純にエリア外に送電する場合に、上乗せになるコストって何、どういったものでしょうか。

【中部電力】 エリアの、私どもが管内に供給する料金とエリア外に供給する場合とでは、私どもの流通設備の費用と、今回の場合ですと、東京電力さんの送配電の流通設備費用が変わってくるということですよね。

【 記 者 】 基本的にはそれだけということですか。上乗せになるのは。

【中部電力】 はい。

【中部電力】 私どもが発電をして、あるいは販売をするようなコストに、東京電力さんのネットワークを使わせていただきますので、その使用料を、これはじつは東京電力さんの料金、小売りの料金の中の一部にも、入っているんですね。同じなんです。この費用と、あとは私どもが東京電力さんのエリアで、例えば都庁さんで送り届けるためには、きちんと需要の変化に合わせて、お送りするように、そのバランスをとるためのコストは追加で必要になると思います。責任ある供給者としてはそこまでです。

【副知事】 そこはPPSと一緒だから、ということだね。

【中部電力】 一緒です。

【副知事】 基本的には内側に入ってるってことですよ。ネットワークは。だから同じ、だからさっきも言った、競争力は、ネットワークは一緒なんで、そのコストは。競争力はだから、発電のコストとかその他いろいろ諸々の、経営の合理化ができているコストがどのくらいかっていうことの差だけですよ。

【記者】  PPSと同様に、中電の方も同じ託送料がかかるって考えたらよろしいですか。

【中部電力】 そうです、そうです。お考えいただいて結構です。

【副知事】 だから中部電が販売しているものと東電が販売しているものと同じような価格になるってことですよ、表面の価格は。だから新たに、そこに乗っかるてことではないんです。はい。

【職員】 そろそろ。

【記者】 すみません、東京新聞ですが、今まで九電力会社の地域独占体制が事実上、自由化後も、ずっとつづいてました。今後は中部電力としても、域外に契約を広げていくことには、魅力は感じているのですか。

【中部電力】 私どもがですね、経営効率化等を通じて、競争力ある価格水準なりご提示できるという自信を持てば、それは自由の世界なので、そういう企業行動を取るということは、ありうると考えております。

【記者】東京、首都圏には大きな企業がたくさんあると思うのですが、これは魅力的なマーケットではあるんですか。

【中部電力】 それはそうだと思います。ですから、魅力的なマーケットであるからこそ、PPSさんも、随分、需要確保をして、されてるんだと思いますけれども。

【副知事】 じゃ、いいですね。はい。どうも大変ありがとうございました。

【中部電力】 ありがとうございました。引きつづき、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

(了)

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2012年2月23日 (木)

「奥会津なでしこの会」(旅館のおかみさん)が副知事室訪問

 福島県奥会津の旅館のおかみさんたちでつくる「奥会津なでしこの会」の女性たち20人が2月23日木曜日、都庁の副知事室に。奥会津は昨年の東日本大震災では被害はなかったが、7月の集中豪雨で只見川が氾濫して、国道が崩落したり、橋が流された。

Img_4499 只見川は尾瀬に端を発し、新潟を経由して日本海に注ぐ。源流の奥会津は三島由紀夫の『沈める滝』で有名。

福島県全域に共通して、原発事故の風評被害で観光客が戻ってこない。

 会長の武田美恵子さん(写真左、ハチマキ姿の人)は、白虎隊と同様、会津戦争の悲劇の象徴と言われる「会津婦女薙刀隊」の装束。

「東日本大震災の交付金もここにはこない。市町村にくる補助金もなかなか民間にはおりてこない。自分たちで頑張るが、お客さんたちに日本酒もおいしい奥会津にぜひ来てほしい」

 僕は「ゴールデンウィークに満開の奥会津の桜が楽しみですね」と話した。

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2012年2月14日 (火)

はやぶさの開発責任者川口淳一郎さんとピーター・フランクルさん。石原知事と教育再生円卓会議(第2回)。

Img_4457 “破壊的な教育改革”を掲げる石原知事の教育再生・東京円卓会議(第二回)で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の教授で「はやぶさ」の開発責任者の川口淳一郎さんと、数学者のピーターフランクルさんをお呼びして意見交換した。

 理科系のスペシャリストの2人をお呼びしたのは、工学部志願者が1992年の85万人から2006年には5万人を切るまでに激減している現状があるから。

 川口さんは「詰め込み教育の能力が落ちてもあまりがっかりしなくてもよいが、理数系への興味がおちているというのはたいへんな話。創造的活動関心を向かせる教育ができていない」と指摘。「後継者を育てるには共同作業・徒弟制度が大事」と述べた。

 フランクルさんは算数オリンピック委員会の専務理事を務めているから、理数離れに危機感を持っている。

「算数オリンピック委員会に日本からはわずか1200人しか参加していない」「誰を子どもたちのヒーローにするか。なでしこジャパンか、イチローか、はやぶさか」

 川口さんによると、「はやぶさ」の予算は来年度半減するという。事業仕分けだかなんだか知らないが、民主党政権は何をやっているのだ。詳しい議事録は後日、都庁HPで公開。

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(写真左)右が川口さん、左がフランクルさん。

(写真右下)石原知事と猪瀬副知事。Img_4463_2

 

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2012年2月13日 (月)

2/10金曜日、首都大学東京の「授業外インターンシップ・プログラム」の学生10人が副知事室に。

 石原慎太郎知事の定例記者会見を取材して、記事を書いてみるという訓練。言語技術を高めるプログラム。以下は学生に僕が話したこと。

**  **  **  **  **  **  **  **

 簡単に言うと、喧嘩の仕方を覚えろということだな。けんか。けんかというImg_4428 のは場数なんだよ。だから習ってもなかなか。先生に教わっても、先生に議論吹っかけていろいろ聞くのも喧嘩だけれども。そうゆうこと。そういうのは大事だよね。それは謙虚に喧嘩しているんだけどね。すぐ答え返されて終わっちゃったら終わりだからね。そしたら次に何をやってというところまで。大事なことは、喧嘩の仕方をとにかく場数を踏んでいくしかない。

 僕は文学青年で、本当にけんかしない人なんですよ。もともと。性格的に。それは、場数なんですよ。だから、しょうがなくて、やらざるを得ないときにやる。自分は内気な人間だから、本当にそうなんだよ。だから作家になったんだ。初めから自分がずうずうしいと思っている人はいないんだよ。場数なんだよ。やっぱり、疑問を持って、疑問がないと対話ができない。

 本を読むのも場数なんだよ。知らない人と話してみるというのも場数。先生なんかにもいろいろ聞いてみる、自分から聞いてみるというのも。

 あと、肉体的にも強いほうがいいよ。殴られたら殴り返せるつもりで。実際に殴っちゃいけないけど。だけど、その気概がないと。例えば、横で飲んでるやつが、何だよという顔したら、何だよという顔して返さなきゃ。そこでへっこんじゃダメだよ。そういう気概は大事。それには体を鍛える。

 僕は今度42キロに挑戦するんだよ。東京マラソンに。全然1年前はやってなかったんだよ。何も。これをやってみればできるかもしれない。
あとは、空手とか、柔道とかいろいろやればいい。

 体を動かすというのは、瞬間の反射神経だな。僕は、テニスのボレーとか結構早いんだよ。ぱっと反射神経でやってますから。そういうのが大事。

 これが、役に立たないように見えてかなり、役に立つこと言っているんだ。僕は大人になってから空手やった。いろいろ脳幹を刺激するようなことをやらないと逆に本を読む気にもならない。

Img_4432_4  ただリスクを、例えば塀の上を走るとかあるだろ、思春期のときに。ほんとに落っこちるやつもいる。一生取り返しのつかないこと。塀の上を走りながら落ちないようにするのが大事なこと。

学生:「負けると分かっていてもやらなければいけない場合はどうすればいいでしょうか」

 負ける状況にいるということがいけないんだよ。立ち位置が悪いんだよ。宮本武蔵はどうした。相手のほうが強そうだったわけでしょう。太陽が相手の目に入る場所に自分の位置を置いたでしょう。負けない場所を先に準備する。

 この間、東京電力の副社長が来たじゃない。ただここにきて損するに決まっている。あれは、負ける局面に来たんだよ。突き返されるだけだから。

学生:「負けてしまう状況にいざるを得ない人。どうしようもない、障害のある人はどうすればよいのでしょうか」

 それは助けてあげればいい。喧嘩できるあなたがその人を助けてあげればいいんだよ。

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2012年2月10日 (金)

「抜本改革なければ値上げ認められない」と資源エネルギー庁高原長官に申し入れ

P1010927 「企業向け料金を『自由化部門』と呼んでいるが、全然“自由”でない。企業向け料金の市場で、東電のような電力会社以外の民間の電力会社のシェアは3.5%にすぎず、競争状態になっていないから、消費者の側には選択肢がない」

「東京電力の地域独占体制について抜本的な改革がなければ、値上げは認められない」

Img_4421

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2012年2月 9日 (木)

夕張「雪かき」研修に行く都庁職員10人を激励

053  その前にね、今東京都でどういう夕張の支援事業をやってるか資料をコピーしてきたからちょっと配っておいて。

 きょう僕は、ワイドスクランブルというテレビ番組にちょっと呼ばれてね、東京電力の料金値上げの問題を話してくれと言うので、行きました。それで電力は企業向けに一律17%値上げすると言っているんですが、その時に東電の西澤社長は、「値上げは権利である」と言った。これはあの、非常におごった言い方でですね、例えば牛丼の吉野家と、松屋、それからすきや、これ価格競争してるよね。値段を決めるのは社長の権利です、あたりまえですけれども。これは競争ですから。ところが東京電力は競争していない。

 ですから自由に電力を発電して売るという部分は一応認められているのですが、民間の電力会社のシェアは自由化市場の3%しかない。ですから、値上げする権利があるっていう言い方は、自由な競争であればそれは値上げする権利があるが、値上げをするにあたっては、やはりきちんと消費者あるいは東京都も消費者なんですけども、根拠をきちんと説明しなければならない。

 あるいは東京は中小企業がいっぱいありますから、中小企業の人たちがお金をほんとうに払えるのかどうか、大企業も中小企業も一律全部17%上げる、こう言っているんですが、そういう中小企業に対する配慮が全くない。

 やっぱり大事なことは、東京都も巨大な役所ですけども、弱者の視点を忘れちゃ駄目なんでね。中小企業でやっぱり利益がほんの100万円くらいしかでないような、利益率が1%か2%しかないような会社がいっぱいある。そこに電気料金がどんと上がると、その利益分吹っ飛んじゃうんですね。

 そういうことを考えることが必要で、だから僕は、東電のあの態度にはちょっとかちんときたんです。それはちゃんと言わなければならないと思って。まあこの間大震災がありましたから電力が不足していることも含めて、プロジェクトチームをつくってやっていますからね。各局縦割りじゃなくて横割りでいろんな意見を出してもらいながら資料も作って、そういうデータを取っていったら、東電が17%は本当に根拠があるのかねということを具体的に言えるわけですね。

 僕が副知事になった年が2007年ですが、その年に夕張が破綻して大騒ぎになった。それをじつは国の総務省が夕張再建についてきちんとある程度の方向性を示さなければいけないんですが、方向性を示して、そしてどうやったら夕張が再生できるかというプログラムを組まなければいけないんですが、そのプログラムの組み方が、やはり先ほどの東電じゃないけど愛がないんですね。ただ350億円くらいの借金を18年かけて返せ、どうやって返せということを言わないんですね。

038  そういう状況で、東京都は、誰か出そう。まず人が足りない。300人いた職員が100人になっちゃった。ということで、小野君行ったんですね。それから昨年市長になった鈴木君も行きました。それでそういう状況を逐次東京に伝えてくれました。そこでやっぱり一年ずっと行ってる人もいるけれども、一週間ね、みんあ出来るだけ多くの人がそういう夕張の状況を知っておいたほうがいいだろう、そうするとやっぱり一週間コースというわけじゃないけど、そういうプログラムをつくった。

 夕張の雪かきをやる、同時に夕張のイベントである映画祭を手伝う、あるいはメロン狩りのシーズンにはメロン農家を手伝う、外にもいろんなことをやりました。みなさん既にご存知だと思いますが、都庁のHPにある「夕張リポート」を印刷するとこんな量になっています。歴代のみなさんの先輩が行って、いろんな感想を書いています。

http://www.soumu.metro.tokyo.jp/03jinji/yuubari/index.htm 

 このホームページで見たことある人みなさん手をあげて。(全員あげる)

 よし。これもうこうなると一つの歴史だね。刷り出してみると驚くくらい皆さんの汗と涙が詰まってます。夕張を助けたいということを僕は思ったんだが、たんに夕張を助けるということだけじゃなくて、東京都の職員が東京から夕張を見る、あるいは夕張だけじゃなくて東京から日本列島のいろんな地域を見ますから、今回の震災でも岩手や宮城や福島色々大変でしたが、東京から見るだけの視点では、やっぱりものの見方が偏ってしまう、夕張から東京をみる、あるいは東京から夕張を見る。これを複眼思考といいます。

 二つの眼ですからね。複眼で、こういう紙は皆さんから見たら長方形ですけど、こうやってみれば一本の線ですね。いろんな形で複眼でみるということが大事だから、やはり東京都の職員は恵まれていると思います。まあ通勤時刻は大変ですけどね。だから夕張の職員になってみたら、どんな風に住民に対して対応したら言いかということだけじゃなくて、夕張の職員になって一方の全体を見たときに、東京はどう見えるか。ということを、見た上でまた東京都の職員をやるといろんな視点が見えてくるし、東京都の中で色々と発想を豊かにする事ができるだろう。

 そういうことが最初にあったんですね。ですから、まずは困った人を助けたい。それからただ助けるんじゃなくて複眼思考をもって、鈴木君はずっと夕張に行くことになりましたが、夕張からまた戻ってくるわけですから、そこで東京からまた違った視点で仕事を新しい発想で続けていただきたい。

 こういうことでやっぱり夕張の支援の歴史もだいぶ溜まりました。こういうことで、今度の東日本大震災でも、東京だけじゃなくて様々な県や市や町やいろんな自治体が町村あちこちから同じように夕張から支援しました。
これは一つの、夕張支援が自治体間の支援のきっかけになったというふうに思いますね。

 今度の東日本大震災で行った人手を挙げて。一週間コースで行ったのと何カ月も行くのとあるけど行った人っているの? まああれもいい体験だったでしょう。

 現場に行ってみるのがいちばん大事ですよ。何か起きてる場所、必ずそこにそこで見てたのと違ったものがみえますから。それで、先ほど配ったのは、鈴木君が市長になって頑張っているので、東京も支援しなきゃいけないということで、こういういろんなことをやってます。こういう支援、まだまだ充分とはいえないが、ついこの間も夕張の消防の人が一人東京にきて、東京消防庁で研修受けて、あそこは40人くらいしかいないのかな、消防署の職員が。

 一人欠けちゃうと大変だから、一人研修きてる間に東京消防から逆に一人向こうに出して、ベテランの人を。そして向こうで指導する。こういう風にね、やはり蓄積したノウハウを上手に使っていくことが大事だよね。
よく見といて、こんなことやってるよっていうのを。

 夕張はご存知のように人口が1万1000人。学校は今いくつあるのかな今。中学校は1つ。小学校は1つ。夕張の大きさを知ってる人手挙げて。23区よりちょっと大きい。

 よろしい、そういう時は手を上げろよ、わかってるんだから。23区の大きさの中に中学校が1個小学校1つしかないわけだから、通うの大変だよね。そして高齢化率が45%くらいか?という中で仕事をするんですね。

(了)

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朴元淳・ソウル市長が都庁来庁。環七地下調節池を視察してきた

011 【猪瀬】今日はわざわざいらしていただきありがとうございます。東日本大震災でも韓国には色々とお世話になり、大変感謝している。昨年7月に韓国は大洪水に見舞われたことについて、お悔やみ申し上げる。
チョンゲチョンも水に浸かったのか?前に行ったことがあるが、とても綺麗な高速道路があった。

【朴市長】そのあたりは浸かっていなくて、光化門あたりは浸った。

【猪瀬】申し遅れたが、新しく市長になられておめでとうございます。

【朴市長】ソウルも色々とした問題が山積しているので、市長になってずいぶん経っているような気がする。

【猪瀬】ソウルで、市長として一番取り組んでいることは?

【朴市長】ソウルも色々な都市の問題を抱えている。その中では去年、一昨年と水害、山崩れの被害。都市の安全性をどう確保するか、市民の安全性を同確保するかが大きな課題。

【猪瀬】東京では首都直下型地震がいつくるかわからない。東日本大震災では、電車が止まって、350万人の帰宅困難者が家に帰れないことがあった。
(東京とソウルで)共通する課題があると思う。お役所に備蓄はあるが、それぞれの会社が3日間、72時間の毛布と食糧を用意する条例を今度都議会に提出する。役所だけでなく、私と公がお互いに助け合う共助を考えるようにする画期的なもの。企業は利益を追求するのでそのようなことをやらなくてはいけないのかという声もあったが、全員で生き残るためだと説得をし、ほぼ理解をしてもらった。

023 【朴市長】3.11の大地震のあと、福島原発の事故は、韓国でもショックだった。ただ、この問題は日本に限るものではない。韓国は地震の面から考えると比較的安全だが、地球温暖化や集中豪雨など、最近色々な災害がある。これから考えなくてはいけない対策がたくさんあるが、安全が一番重要である。石原知事が提唱したアジア大都市ネットワーク21は、都市と都市との間での協力、話し合うことの大切さを認識したものだと思う。今年も開催されると伺ったので、出席して、都市の問題について話し合いたい。

【猪瀬】去年はちょうどソウルで開催したのだが、市長選にぶつかってしまった。今年は是非参加して、話し合いに参加してもらいたい。

【朴市長】ソウルと東京は2時間位の本当に近い距離。また、社会的なシステムも似ている。お互いに参考して学びやすい。今まで長い間協力してきた歴史もあるので、協力・友好関係をこれからも強め、お互い繁栄していきたい。

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2012年2月 3日 (金)

東京電力に値上げ根拠不明の「回答書」を突き返す。

Img_2550_2  東京電力の値上げは一方的通告のようなものだ。本日2月3日16時45分、鼓(つづみ)紀男筆頭副社長に副知事室に来てもらった。10年間2.6兆円のコスト削減をするというが、うち企業年金の削減目標は1036億円に対し、12年度の削減が13億円はおかしい、と指摘した。

 1月26日(木)に値上げの根拠がない、とゆるゆるのファミリー企業の実態を示し、2月1日に東電が説明にきた。その際、西澤社長名の回答文を持参してきたが、「受理できないのでお返しします」と立ったままつきかえしたところです。

 本日の東電副社長との公開会談は今夜のテレビや明日の朝刊でご覧ください。

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1万人規模の帰宅困難者対策訓練。在日米軍も参加。“帰宅しない”を徹底

  東京都は東日本大震災で多くの帰宅困難者が発生した教訓を踏まえた訓練を新宿駅、東Img_4350 京駅、池袋駅など主要駅周辺を会場に実施した。地元の区のほか、デパートやJRなど鉄道事業者も参加、初めての1万人規模の訓練となった。

新宿伊勢丹では、陳列棚のガラスが割れたりしてけが人が生じている状況を想定。お客を通路に誘導して、従業員も“帰宅しない”をよびかける(写真右)。

「電車は止まっております。安全な避難所が確保できましたらご案内します」

「家族の方に安否確認を伝言ダイヤル171でしてください」東日本大震災では、会社や外出先から電話が通じないため家族の安否を確認するために帰宅しようと急いだ。

 新宿駅エリア一体に配信された一斉送信メール(写真右)。実際の発災時も避難情報を提供できる通信媒体が多重に用意されていなければいけない。エリアだけで携帯電話に情報提供できるエリアワンセグや長距離無線LANの実験も。Img_4359

Img_4381_2 新宿駅西口から神奈川方面に帰宅する人は、新宿からバスで晴海へ。左の写真はバス乗り場に向かう人たち。在日米軍の揚陸艦や海上自衛隊の護衛艦に分乗して横須賀に向かう。

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