« 知的書評合戦「ビブリオバトル」は大熱戦。審査員特別賞を急遽2つに。 | トップページ | 首都圏はファンド創設で“第二東電”をつくる。九都県市首脳会議で新提案。 »

2011年11月 2日 (水)

地下鉄「九段下駅のホーム壁」あと1年で撤去。地下鉄一元化の一里塚!

2011年11月2日 15時35分~16時00分、猪瀬副知事室(応接室)

【副知事】 
 よろしいでしょうか。事実関係の基本的なところは、みなさん、わかっている。では、Img_3768 今日発表するのは、九段下の乗り換えホームで真ん中にあった壁のために、都営線のホームから階段を上ってまた降りてくるということを、壁がなくなることによって数秒で乗り換えできる。それまでは3分かかっていた。その壁を取ることになった。

 改札を出てまた入ってくるという、この壁を取り払った。ここにホームがあったおかげで、一つの地下鉄であるにもかかわらず全く無駄なことをしていたのが、それが無くなった。九段下の壁がついに取れたということである。

 問題提議をしたのが去年の6月の株主総会で、国との話し合いの場を持ったのが去年の8月、そして協議を重ねて、ついに壁撤去という問題が実現した。これは地下鉄一元化に向けての一里塚である。一里塚ではあるが、眼に見える形で成果が出た。

 乗換駅の追加指定であるが、都営線の岩本町と東京メトロの秋葉原駅というのは、そもそも名前が違うのが問題であるが、名前はしょうがないとして、乗継サービスで、例えば都営が170円でメトロが160円だと330円になるが、乗り換えであれば70円の割引が入って260円になる。違う駅であったため、いったん降りた形を取ってしまうので、乗換えではないということとなっていた。これを乗り換えだということにした。すると、定期の通勤で13,000円が11,000円になる、通学の6,500円が5,500円になるということで、単に70円安くなるということだけでなく、定期にもいい意味で影響してくる。

 もう一つ、地下鉄の料金の考え方で知っていただくといいが、綾瀬から市ヶ谷まで行くのに現行では330円かかっている。料金は最短距離で決めることになるので、この部分が330円から260円になることで、この部分も290円となる。こういうのをノーラッチ最安という。2点間で一番安い料金を前提にしていくということになるので、乗換駅として認められたので、こっちの料金に合わせることになる。メトロ分の長さが長いことで290円とはなっているが。

 先ほどのは、上野から測って260円となるが、これは綾瀬から測って290円となるということである。つまり、2点間の最短距離に合わせるので、乗換駅が指定されると全体に影響を及ぼすということである。

 九段下の壁が取り払われると、券売機や改札機にも影響を与える。そのエリアにある券売機や改札機も直さなければならない。地下鉄の壁を壊すだけだったら3億円、その他の色々な改札機を直すことによって、全体で9億円程度かかる。
次に、雨が降っている時に、都営とメトロが隣り合っている駅なのに、通路として使わせてくれないのかという問題である。

 新宿線の市ヶ谷のホームから行く時に、今まで途中のメトロの駅は使えなかった。それをメトロの通路を使えますよということである。

 次に、これも改札通過サービスであるが、南北線の後楽園の駅からA6地点まで行くのに、雨が降っていたら外を傘をさして行かなければいけなかったのを、大江戸線の春日駅を通って、今度は三田線の春日駅のホームを通って出られるようになった。
九段下の壁や邪魔な改札はできるだけ撤去していったり、サービスを改善したりするということである。

 それから、大江戸線の六本木駅から日比谷線のメトロのホームを通って六本木ヒルズに行く道があるが、いずれ改札通過サービスができるようになるが、メトロ側から、ホームが狭いところがあるので、12月の年末の人の動きを改めて調査して、その結果で協力したいと言っている。しかし、これは何かあったら困るという消極的な態度だと思う。なぜならば、確かに日比谷線のホームは狭いが、そんなことを言ったら、九段下のホームは壁があるおかげで5メートルである。エスカレーターがあるところはでっぱりのため1.5メートルである。

 狭いからもうちょっとデータを収集してからと言っているが、一般的にメトロの対応は遅い。それでも、話し合いでここまで決着が着いたということである。

 今年の1月にソフトバンクの孫正義さんと僕で話し合って、地下鉄に携帯電話でメールができるというサービスを入れようと、移動体通信基盤協会というNTTドコモ、auやソフトバンクが入っている団体が、メトロに何度も電信線を入れたいと言うことで申し入れていたがなかなか進まなかったが、1月に孫さんと話し合って一気に動きが出た。

 この工程表であるが、2011年度は調査設計中であり、後半に差し掛かっている。これから都営線では、浅草線、三田線、新宿線の工事が始まる。大江戸線の工事も始まる。2012年の前半より前には浅草線、三田線、新宿線の工事が終わる。大江戸線はちょっと長いので、2012年度の後半までかかる。

 これで、地震があった時でも携帯でメールを見ることができるようになる。

 もう一つ新しく話を進めていて、こっちのほうが早いかなというところであるが、大容量の高速の無線通信サービスWIMAXである。基本的には地下鉄のトンネルの中でメールができるというのは同じであるが、電信線は電話もできるというものである。

 今でも地下鉄の駅ではWiFiが入るが、駅の間が例えば1キロあるとすると、こっちの駅から500メートル飛ばす、こっちの駅からも500メートル飛ばすとつながる。

 管を入れなくても良く、工事としては比較的容易である。2011年度前半に調査設計、後半から工事が始まり、完了したエリアから順次サービスを開始することができるということで、最終的には2012年度の後半であるが、真ん中より後ぐらいにできる。これは一気に行く。電信線を張り巡らせるやり方と、WIMAXで駅から電波を飛ばすやり方で、いい意味で二重になってやるということである。

 メトロはWIMAXの方は遅れていて、こういうことは発表していない。メトロは都営がやるとあわててやる。

【記者】
 通過駅サービスというのは、初めてですか。

【副知事】
 だから、六本木に壁があると、これは象徴的なメトロと都営が2つの会社が、お客さんの利便性を阻害していたと、無視していたという象徴的な壁だったということですね。それで、この壁を取り払うところから、一元化の大きな流れができていくのではないかということで、この壁を取り払うということになった。それまでは、まったく壁があること自体、お客さんもですね、壁があるんだという認識があまりなかったかもしれないのですけれども、その壁は、やっぱり非常に危険でもあったし、それから乗換で大変不、便でもあった。それで、その壁を取り払うことによって、地下鉄は誰のものかと、お客さんのためのものじゃないかと、つまり、それぞれの会社が2つあって、その会社の都合で、たまたま、こうなっちゃっているよということについて、やっぱり供給側である地下鉄側が、利用者に対してサービス向上させるという、そして一元化に向けて、あらゆるところに見えない壁があるんだよということを知ってもらうということが必要だと思いますね。

|

« 知的書評合戦「ビブリオバトル」は大熱戦。審査員特別賞を急遽2つに。 | トップページ | 首都圏はファンド創設で“第二東電”をつくる。九都県市首脳会議で新提案。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/552820/53146600

この記事へのトラックバック一覧です: 地下鉄「九段下駅のホーム壁」あと1年で撤去。地下鉄一元化の一里塚!:

« 知的書評合戦「ビブリオバトル」は大熱戦。審査員特別賞を急遽2つに。 | トップページ | 首都圏はファンド創設で“第二東電”をつくる。九都県市首脳会議で新提案。 »