石原慎太郎東京都知事、橋本昌茨城県知事、福田富一栃木県知事、大澤正明群馬県知事、森田健作千葉県知事が、蓮舫消費者担当大臣に申し入れのあと、記者会見した〔3月28日(月) 15:32~15:40、内閣府4号館10階エレベータホール〕。
(石原慎太郎 東京都知事)質問は?
(記者)今日は、どういうご要望を大臣にされたんでしょうか。
(橋本昌 茨城県知事)まあ、あの摂食制限、出荷制限ということで、農家の方も大変困っているし、そういう中で、我々としては、今の基準がきついんじゃないかということが一つありますし、それからもう一つは、みんな、当初の数値より下がってきている、それなのに出荷制限、摂食制限、摂食制限はともかくとして、出荷制限がなぜ解除されないのか、それから例えばホウレンソウで言うと、埼玉以下の4県で、中央卸売市場の8割を占めている、全国の4割を占めている、こういうものをですね、このままで行ったら、東京の市場としては不足していって、とてもじゃないけど物価の上昇につながっていくんじゃないか、そういったことも含めて全体的な対応を是非お願いしたいということで参りました。
(記者)それに対して大臣からは、どのような?
(橋本昌 茨城県知事)大臣は、大分理解が良かったですよ。ですから、これから解除ということについても、是非、本部長である総理、といっても官房長官になるのか知りませんけども、どちらかに話をしてみるという話でした。
(石原慎太郎 東京都知事)「私には限られた権限しかありません」て言ってたけど、それはそのとおりだと思うね。だからこういうときにはね、民主党が、党是かなんか知らないけど一回つぶしたね、事務次官会議やったらいいんですよ。官僚ってのは、やっぱり横串刺さなかったら複合的にあんなものは動かないの。だからね、さっさと事務次官会議を、普通だったらやるんだけどね、自衛隊の出動の数にしたってね、その要するに防衛会議もやらないでしょ。とにかくね、なんかやり方が乱暴というかね、私この間、福島県までね、ちょっと、ヘリで往復しました。そのときにね、途中、往復ね、福島もそうですし、埼玉、茨城、栃木、群馬の上も通りましたな。農地の3分の1以上はね、ハウスですよ。これはね、路地、いわばあらわな土地ね、普通の地面と違うんです。そこで作られてるものもね、それかまあ要するにある空気の汚染があったのか知らんけどね、数値が出た地域と全然離れて、まったく安全な地域までまとめてね、同じなになに県だからっていう形でね出荷制限をするっていうことは、これはほんと乱暴っていうかね、その結果何があるかというと、私のいる東京は日本一の消費地ですからね、ものがどんどん足りなくなってる、ものが騰がってきてる。でね、飲食店も困ってますしね、もっと4月に入ったらこういう時期が続くでしょう。だからね、やっぱりそのね、県単位で、ばさばさ切るんじゃなしに、各県に農協があるんだから、そこにものを任せてね、県の責任でここは大丈夫です、というかたちのね、製品を出荷させたら、これは東京受け取る、ちゃんと流通させますよ。で、その前にやっぱり、政府自身がね、乱暴な切り口じゃなくて、もうちょっとね、きめが細かい措置をしてもらいたい。わたしまあこの5都県、6都県の中で唯一消費地の代表で来ましたけれどもね、どんどん、どんどん事情が悪化してるのが目に見えて分かりますんでね、今日は一緒に来ました。
(記者)それに対して大臣は何かご発言ありましたか。
(石原慎太郎 東京都知事)ああ、分かりましたって言ってたね。
(橋本昌 茨城県知事)「それはもっともだ」と言ってましたよ。ですから、そういう方向で色々と調整してもらえるだろうと思います。それから暫定規制値についても、今日明日にかけて、食品安全委員会かな、それをやるので、その中で最終的な結論というものを出していくと、感覚的には今の数値はきついということを言ってましたね。
(記者)大澤知事いかがでしょうか?
(大澤正明 群馬県知事)マスコミの皆さんもそうなんですけど、群馬県としては全部規制値下がったんですね。しかし、古いデータを、常に使って、規制値が出た、一回出たやつをずっと使ってやられるので、風評被害が非常にひどいんですよ。全部数値が下がったって、ではいつ解除してくれるのか。その辺のところを、しっかりとして、示してもらいたい。強くお願い、ぜひマスコミにも新しいデータで、国民に発表していただきたいと思います。
(福田富一 栃木県知事)栃木県の場合、震災前と震災後の、2週間後の各野菜の値段ですが、3割から5割、震災後の方が、値下がりをしています。これは東京都内の大田市場、さらには地元宇都宮市場でございます。出荷しているものは全て検査をした上で、安全性を確認しておりますけれども、残念ながら風評被害で3割から5割安、それでも買い手が付かないという場合もあるようでございます。これは大臣に是非とも出荷されているもの、市場に流通しているものは安全なものだということを、大臣の方からも、あるいは国を挙げて広報活動をお願いしたいということを申し上げました。これについては、「そのとおりでありますので、積極的に対応します」というご意見をいただきました。お答えいただきました。
(橋本昌 茨城県知事)大臣の方からはね、卸とか小売の方々の理解というものをもっと深めなくちゃいかんという話もありました。
(森田健作 千葉県知事)出荷制限、暫定規制値ですか、明確じゃないんですよね。これは流通の過程において、色々と制限を加えられているということで、それは発信するほうがしっかりとした明確な基準を示さないと、それはですね、消費者は非常に敬遠するし、そうなっていくと、どうなっていくかということを、これは生産者も困るし、消費者も困る。ですから、こういう時だからこそ、国はしっかりと基準を示していただきたい。私が蓮舫大臣にお願いしたのは、「大臣もあなたね、やっぱり同じずっとマスコミでやってたんでしょうから、その伝え方というのは十分にね、蓮舫大臣にはお分かりになっていると思う。しっかりと国民に、今の国の方針を伝えていただきたい」とそのように申し上げました。