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2010年9月 1日 (水)

東京水道の売り込み「団長」としてマレーシアへ。

   東京水道の海外展開ミッション団の団長として、8月27日木曜日、成田空港からクアラルンプールへ。マレーシアの日本大使館で堀江正彦大使(向かって左)から現地の詳細情報を訊く。大使館は都心の一等地でアメリカ大使館と隣り合っている。

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 8月27日金曜日、プトラジャヤへ。クアラルンプールから1時間ぐらいの距離。政府機能をまるごと移転した新都市で、いわば「霞が関」を移して、住宅街もセットにした人口30万人ほどのニュータウンである。エネルギー・環境技術・水資源省のルー・トゥック・ジー次官は日本に留学したこともある50代の聡明な女性キャリアだ。

 上司のピーター・チン大臣が9月3日に来日して石原慎太郎知事と会談する段取りを確認した。マレーシアの水道普及率は90パーセントだが、漏水率が高く料金徴収率は低い。無収水率40パーセントである。東京水道は漏水率3パーセント、料金徴収率99・9パーセント。このシステムを導入したいと考えているのだ。

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 首相府PPPユニットのアリ・ファムサ長官とも話し合った。「首相府」は日本の「内閣府」にあたるが、パブリック・プライベート・パートナーシップという部署があるのだから、日本の霞が関より進んでいる(右端が首相府長官)。

 彼の机の上には水が置かれていない。ラマダン(断食)期間中は日没まで水が飲めない。イスラム教徒でない職員の席には、手前右端に水が置かれていますね、人物は写っていないけれど。キリスト教徒も中国系も、さまざまな人たちが共存している社会なのだ。

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 クアラルンプールでは、ふつうの家の水道がどうなっているか、訪ねた。ニュータウンのプトラジャヤで、首相府のトイレに入ったら、水道は薄茶色の水だった。新しい建物なのに浄水のレベルが低い。だから一般家庭の水道も当然、飲めない。

 写真は、大きな浄水器。道路の水道管から家庭に入ったところに設置されている。この浄水器を通過して炊事や風呂の蛇口に流れる。浄水は自己責任ということだ。

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 キッチンには洗い物とは別に飲料用の小さな蛇口がある。そこに別の小型の浄水器をつけている。これで6万円もする。フィルターも随時、取り替えなければいけない。わずかに細い水が垂れているが、精一杯の浄水器の能力である。

 見学した家は大邸宅ではないが、まあまあの階級と思われる。ベンツとホンダが置いてあったから。10パーセント近い経済成長をつづけるマレーシア、弱点は水道にあり、と見た。

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コメント

東南アジアの水不足(とくに浄水)は深刻ですから、
こういったソフトとハードのパッケージは
非常に喜ばれるものと思います。
また観光客にとっても、安心して現地の
水が飲めるというのは、日本人にとっても
いいことです。
ひどいところでは下水まで浄水している
国もあり、そういったところでは日本人の
観光客も安心して飲めませんから。。。
あとは・・・海水を浄水するものもパッケージに
すると、東南アジア方面では喜ばれるのでは
ないかと思います。
足りない水資源を隣国から高く買い取って
いるくらいですから。。。
(で、足りない分を下水を処理して上水道に
している。。。日本では考えられませんが)
猪瀬さんの活躍、応援しています。

投稿: ケイ | 2010年9月 4日 (土) 09時58分

今話題になっている水道事業の海外売込みについて。

政府機関に売り込みをやっているようですが、それを民間人レベルまで下げてはどうでしょうか?
昨今のTV番組では製造工場の内部をレポートするのがよくみられますが、海外からの旅行者向けのツアーにこういう場所を組み込んだものはどうでしょうか?
たとえば中国。彼らに人気のある場所、富士山、銀座、秋葉原などです。TVで彼らがよく言うのが、各所での滞在時間が短く買い物の時間が短いとのことです。訪問場所が多過ぎるからです。場所を絞ればそういう不満も減ると思います。ただこれは初めての日本訪問者とくに家族での人達には向かないと思いますがどうでしょうか?TVでみる限りでは急速な経済発展により取水場所の汚染が著しい。そこで日本の素晴らしい技術、カーボン繊維で川や水を浄化、納豆菌ブロックでの浄化、バングラデシュでの薬品と簡易ろ過装置(テレ東)、そして最後に東京の浄水場などです。そしてお楽しみがないといけないので、都内のビール工場とか、衛生的な粉ミルク、食品工場の見学ツアーです。 水については民間人に導入の決定権はありませんが関心のある人はいると思います。
また東京に長時間滞在してもらうことによって、彼らも東京をゆっくり堪能でき、それなりの経済効果もあると思いますがどうでしょうか?

投稿: オザワ ヨシタロウ | 2010年9月19日 (日) 19時28分

猪瀬さん、私は一昨年 「 進化する東京水道」というプロモーションビデオを演出させていただきました。もし映像ツールが必要な場合は是非お声がけください。最大限の協力をさせていただきます。http://bit.ly/dxCbn0

投稿: Atsushi Abe | 2010年9月19日 (日) 21時41分

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