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2010年9月

2010年9月30日 (木)

使用済みインクカートリッジの回収に東京都庁は協力します。

 家庭のプリンタで使われている使用済みインクカートリッジの回収箱を都庁に設置した。インクカートリッジは回収すれば資源としてリサイクルできることが知られている。

 キヤノンの田中信義副社長(当時、現顧問)が僕に提案した。ブラザー、キヤノン、デル、セイコーエプソン、日本ヒューレットパッカード、レックスマークインターナショナルのプリンタメーカー6社が共同で「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を実施している。

家電量販店などによく回収箱がおいてあるけれど、ふつうの家庭は買い置きしては交換していくから、リサイクルのためだけにいちいち家電量販店にいくのは面倒だ。捨ててしまえばそのまま不燃ごみである。身近なところに回収箱があればよい。でも、回収箱をおける場所は廃棄物処理法で環境大臣の許可を受けた処理業者に限定されている。
そこで東京都は8月末にこの許可が不要となる特例認定を取得して、9月15日から回収箱をおくことにした。

回収箱は新宿の都庁第一本庁舎及び第二本庁舎の1階と2階(合計4か所)においてある。

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 回収箱が満タンになったら、回収したインクカートリッジは仕分け拠点に集められ、メーカー別に選別したうえで各メーカーに送られる。

 9月15日水曜日に設置して、27日月曜日までに回収箱はいっぱいになった。4か所合計で250個である。都庁の使用済みはもちろんだが、西新宿の近隣オフィスからも持ち込まれている。
 
 家電量販店のほか、全国の郵便局3600か所に置かれているが、自治体は都道府県や市町村で1800以上あってもいまのところ東京都など29自治体でしか回収箱が置かれていない。東京都につづいてほしいという意味で、ここに載せました。

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2010年9月28日 (火)

国際ペン東京大会さよならレセプション。都庁45階展望室。

9月28日火曜日、都議会が一日中、20時に終った。すぐ駆け足で都庁45階の展望台に。そこで国際ペン東京大会のさよならレセプションが開かれている。東京都後援なので(それに僕は日本ペンクラブの理事でもあった)副知事として挨拶。東京大会のテーマは「環境と文学」だ。

「こうしている間、たった1秒でテニスコート20面の天然林が地球から失われているのです」。東京都は2002年までに二酸化炭素25%削減を実施していること、「言葉の力」再生プロジェクトを実施していることなどを話した。

下の写真。左は国際ペン会長のジョン・ラルストン・サウル(John Ralston Saul)氏、中央は猪瀬、右は日本ペンクラブ会長の阿刀田高氏。その下は集合写真、300人もいるからわからないが、真ん中辺に紺の背広の人、浅田次郎氏。

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2010年9月27日 (月)

大相撲秋場所千秋楽。菅首相と接近遭遇のツイッターまとめ。

駐日モンゴル国特命全権大使と国技館で。「レアアースよろしくね」。「はい。今週、石原都知事を表敬訪問します」

大相撲千秋楽。昨年秋場所は鳩山首相にコペンハーゲンのオリンピックのプレゼンを要請、その場で決めていただいた。東京出身の庶民派菅首相にはメトロと都営の一元化は理論的に可能と説明した。二つの地下鉄とも投資から回収期に入っており、都営も単年度黒字が出ているので借金返済に問題なしと。

君が代の直前に退席。表彰状の準備のため。1年前の鳩山さんは歌ってから退席。ただし菅さんは段取り不案内のためだったかもしれず。 RT @eryngi @inosenaoki 菅首相は君が代を歌ってらっしゃいましたか?以前歌った歌ってないで話題になったことがありましたが。

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2010年9月24日 (金)

村上隆さん、東浩紀さんと猪瀬の鼎談風景(於・副知事室)

 9月24日午後3時過ぎより、副知事室。左は村上隆さん、右は東浩紀さん。東さんが主催する「思想地図β」の鼎談をやりました。いろいろぶつかったり共感したり盛り上がりました。歴史の文脈のなかにアートを位置づけることが大事とか、まあ、そんなむずかしいことも話し合いましたが、村上さんは朝シャンやるの? とか、独特の花の画の素材は、へえ~菊なの、とか。

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2010年9月 9日 (木)

有識者会議「東京の地下鉄を考える懇談会」はどんな人たち?

 9月8日水曜日、「東京の地下鉄の一元化等に関する協議会」が開かれた。ツイッターで紹介したが、東京新聞朝刊(9月9日付)に「東京メトロ・12子会社の黒字17億円」「役員も大半関係者」と報じられています。子会社の常勤役員41人のうちじつに39人がメトロ出身というわけです。こうしたデータは、東京メトロ側に請求したもので、協議会で初めて公開されたものです。

 この国と都の第2回目の協議会に先立って、先週9月2日木曜日、交通政策や企業経営の専門家らによる有識者会議「東京の地下鉄を考える懇談会」を立ち上げた。

 メンバーは以下の方々です。

 家田仁 東京大学教授
 大宅映子 評論家
 樫谷隆夫 公認会計士・税理士
 勝間和代 経済評論家
 佐藤可士和 アートディレクター
 塚田博康 ジャーナリスト(元東京新聞論説委員)
 冨山和彦 ㈱経営協創基盤代表取締役CEO
 中村英夫 東京都市大学学長
 中条潮 慶應義塾大学教授 (欠席)

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 以下は2時間の活発なの討議で出た意見です。乗り換えなどサービスの一体化のためにはメトロと都営の経営統合が必要、という方向に収斂していきました。

 経営の一元化
○地下鉄のようなインフラ型産業は、先行投資・長期安定回収型であり、メトロと都営の財務状況の違いは、投資回収タイミングの差だけ。

○ガバナンスが別な状態でのサービス統合は大変。経営統合なくしてのサービス一元化の方が難しい。

○東京の鉄道網は、安全だし、立派な面もあるし、個々に頑張っているが、サービス面での課題はまだある。違う会社があるがゆえの固有のサービスの悪さの問題もある。課題解決の答えは、経営統合がベストチョイスかもしれない。

メトロの民営化・株式上場
○メトロの民営化は、道路公団とは違い、とにかく民営化することが一番いいことだというようなことで、あまり中身を精査せずに行ってきたのではないか。

○ユーザーが長期にわたって歓迎し、東京の発展につながるようなことをこの際、是非考えるべき。メトロの営業キャッシュフローをもっとユーザーのために使うべき。

○メトロはこれだけのお金(キャッシュフロー)を、どれだけ有効に本来の公共の目的に還元できるかという枠組みを作っていかなければいけない。

 利便性の向上・サービス一元化
○サービスの一元化については、これまでも相互直通とか乗換運賃割引とか、その他いろいろなことを努力はしているが、その努力を徹底してやるというところにおいては、まだまだである。

○料金の違いや路線図も少しわかりにくいので、本当に統一してもらった方がわかりやすいのではないか。メトロと都営のサイン表示もわかりにくい。

○東京がこれからグローバル化していって、海外の人が来たときに(地下鉄の表示が)誰でも一発でわかるような情報の整理ができていると、すごい都市だ、結構な顔になるんじゃないかと思う。

○地下鉄をより使いやすいものにしてほしいという願望はある。パリの地下鉄は乗換えの案内がわかりやすい。使い勝手がよくてコストが安くなっているというのが理想。

 都市交通政策
○交通基盤をどう整備していくかは、自治体である東京都が本来主体になって進めるべきこと。

○これからの東京の発展のためには、都心居住の回復が求められる。そのためには公共交通の充実が不可欠。つまり、利便性の向上・サービスの一体化、すなわち、経営の一元化が必要。

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2010年9月 1日 (水)

東京水道の売り込み「団長」としてマレーシアへ。

   東京水道の海外展開ミッション団の団長として、8月27日木曜日、成田空港からクアラルンプールへ。マレーシアの日本大使館で堀江正彦大使(向かって左)から現地の詳細情報を訊く。大使館は都心の一等地でアメリカ大使館と隣り合っている。

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 8月27日金曜日、プトラジャヤへ。クアラルンプールから1時間ぐらいの距離。政府機能をまるごと移転した新都市で、いわば「霞が関」を移して、住宅街もセットにした人口30万人ほどのニュータウンである。エネルギー・環境技術・水資源省のルー・トゥック・ジー次官は日本に留学したこともある50代の聡明な女性キャリアだ。

 上司のピーター・チン大臣が9月3日に来日して石原慎太郎知事と会談する段取りを確認した。マレーシアの水道普及率は90パーセントだが、漏水率が高く料金徴収率は低い。無収水率40パーセントである。東京水道は漏水率3パーセント、料金徴収率99・9パーセント。このシステムを導入したいと考えているのだ。

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 首相府PPPユニットのアリ・ファムサ長官とも話し合った。「首相府」は日本の「内閣府」にあたるが、パブリック・プライベート・パートナーシップという部署があるのだから、日本の霞が関より進んでいる(右端が首相府長官)。

 彼の机の上には水が置かれていない。ラマダン(断食)期間中は日没まで水が飲めない。イスラム教徒でない職員の席には、手前右端に水が置かれていますね、人物は写っていないけれど。キリスト教徒も中国系も、さまざまな人たちが共存している社会なのだ。

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 クアラルンプールでは、ふつうの家の水道がどうなっているか、訪ねた。ニュータウンのプトラジャヤで、首相府のトイレに入ったら、水道は薄茶色の水だった。新しい建物なのに浄水のレベルが低い。だから一般家庭の水道も当然、飲めない。

 写真は、大きな浄水器。道路の水道管から家庭に入ったところに設置されている。この浄水器を通過して炊事や風呂の蛇口に流れる。浄水は自己責任ということだ。

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 キッチンには洗い物とは別に飲料用の小さな蛇口がある。そこに別の小型の浄水器をつけている。これで6万円もする。フィルターも随時、取り替えなければいけない。わずかに細い水が垂れているが、精一杯の浄水器の能力である。

 見学した家は大邸宅ではないが、まあまあの階級と思われる。ベンツとホンダが置いてあったから。10パーセント近い経済成長をつづけるマレーシア、弱点は水道にあり、と見た。

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