東京水道の漏水率3%の秘密。僕も体験してみた。
東京都水道局の研修・開発センターは田園調布のはずれ、環状8号線沿いにある。東京水道が実現している漏水率3バーセントの秘密を知るため、自分でも体験するために行ったのだ。
海外からの研修生の実習に立ち会った。
アジアからはモンゴル、ラオス、ネパール、ミャンマーなど、アフリカからはコンゴ、エジプト、モロッコなど。漏水の秘密の前に、日本の民間の人たち(実際に工事を請け負う人たち)の水道管をつなぐ技能研修をまず見学。中央の青いヘルメットのおじさんは60代後半のベテラン。水道局を退職しても、こうして研修の指導をすることで技術を伝承している。
工事をする職人さんたちは「配水管工技能講習会」を5年に1度は受講しなければいけない。下の写真は、漏水の発見についての外国人に対する研修。
聴診器のようなものは「電子式漏水発見器」 。漏水している箇所を正確に突き止めていく。「1回穴を掘れば40万円、2回掘れば80万円」。しかし、聴診器で漏水箇所を特定すれば間違ったところを掘ってしまう無駄は省ける。僕もやってみたが、水道管の上ではザザーと水の音が聞こえる。位置をずらしていくとその音が大きくなり、さらにずらしていくと音が小さくなる。大きな音が聞こえた場所が漏水箇所と特定するのだ。
つぎの写真は、きわめてシンプルな音聴棒。電子機器ではない。つえに空き缶をくっつけても聞こえないわけではない。そこから工夫してこの棒ができた。ベテランなら、この棒でも漏水を見つけることができる。この棒は1万円ぐらい。電子式は40万円ほど。
アジア・アフリカの研修生たちも真剣に漏水を発見しようと真剣になっている様子。そう簡単にはわからないのだよ。以下、最後の写真。職員が図を見せて説明しているところ。
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コメント
自国に戻った海外研修生たちが、ハイテク技術はどうにかなっても、ベテランの技を伝えるのは簡単なことではないでしょうね。
投稿: 世界の水事情 | 2010年6月11日 (金) 14時07分