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2010年3月16日 (火)

パリから来た青年、ワシントンへ渡る

ニルス・プラネル君がワシントンからやってきた。三年前、僕が副知事になる直前にパリに帰国し、その半年後、ワシントンの世界銀行に勤務しはじめた。

ニルスが初めてフランスから僕の事務所に来たのは、2001年夏、まだ20歳だった。インターンシップとして、作家の事務所ではたらくことが目的である。その後、帰国してパリ政治高等学院で学び、卒業すると再び、来日した。2005年である。僕の仕事を手伝ってくれた。

07年3月、日本での体験を一冊の本にして出版した。「Un autre Japon」とは、もうひとつの日本、という意味である。日本語訳も出た。

『僕が猪瀬事務所で見たニッポン大転換』(草思社)

 帯には「猪瀬直樹事務所スタッフだったフランス人青年が、小泉改革に揺れる日本社会をリアルに活写!」とあるように、なかなかおもしろい。視点が独特であり、文章も読ませる。

 早いものでニルスは29歳になっている。もう一冊、オバマ政権の誕生を分析した本も出版している。アメリカへ行っても、タダでは転ばないところが偉い。

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