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2010年3月

2010年3月31日 (水)

人事異動。新任の副知事の紹介。

 3月31日、どこも異動の季節。

 副知事が一人辞め、二人決まった。

 四人である。 新しい副知事は、知事本局長の吉川さん。知事本局長というのは官房長官的な仕事。それをこなした。この人は血液型がB型。もう一人は、財務局長の村山さん。文学もわかる財務官僚。ひとあし早く副知事になった佐藤さんは、人柄で庁内人気ナンバーワン。

 退職した副知事の菅原さんは実直な人でした。主税畑を歩き、徴収率をトップクラスにした実績がある。

 役人の副知事三人より僕が副知事として先輩になる。

 

 

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2010年3月30日 (火)

切手を刷って物品購入にあてていた郵政の国営時代。

 昨日、テレビ朝日のワイドストランブルで、旧郵政省の切手の話をした。時間が短かったので説明しきれなかったので、以下に詳述します。

 国営という世界はふつうでは考えられないことをしている。切手というものは、我われが購入した時点で、売上げとなるのがふつうだが、旧郵政省では、切手を刷った時点で売上げが立っていた。したがって切手を刷って、物品を購入したり、仕事を発注する代金の代わりにしていた。業者は金券ショップで現金化するのだ。まるで日銀のようにおカネを刷っていたということ。

 売ったときと使用したときとの時差を曖昧にしたまま経理処理していれば、郵便収入を増やすには切手を刷ればよい、と錯覚する。企業会計にする、あたりまえの世界にする、それが民営化。その民営化をつぶそうとしているのが、亀井さん、追随するのが民主党。

 道路公団民営化も同じ。

 民主党は何を考えているのか。6月から高速道路の料金上限2000円、と今日の読売新聞夕刊に報じられているが、2兆円の収入がいったい幾ら減るのか、その試算も示していない。大幅な減収であれば、税金を投入しなければならないはずだ。その肝心なことを隠しているのだから呆れ返る。高速会社の経営は成りたたなくなり、国営に戻ってしまう。

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エロ規制はあったが、ロリ規制がなかった

エロ規制はあったが、ロリ規制がなかった。不健全図書(成人向け図書の棚に置く)に指定されてきたのはエロ規制で、ロリ規制ではなない。新たにロリ規制をもうけただけの話。その場合、近親相姦や強姦などを肯定的に繰り返すものに限定して不健全図書に指定され、書店の棚を18歳未満でないところにする。それだけのこと。

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2010年3月26日 (金)

太陽光発電システムの保証書が届いた。

 こういうものが届いた。

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なるほど。

都議会予算特別委員会は午後9時35分から開始。昨日より5秒短い37秒で閉会。明日土曜日に延期。午後1時から。

今日の東京新聞夕刊一面のコラム「放射線」は「ニルスの元気の旅」です。いつも金曜日が僕の当番。

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2010年3月25日 (木)

 太宰治『人間失格』は、ホントは自分だけ合格と言っている。

 午後1時からの都議会は、築地移転問題で紛糾して、開始が延期された。そこへティモシー・クーパー君が電話が入った。いつ議会が始まるかわからないが、明日、帰国するならば、副知事室へ顔を出していいですよ、ただし議会が開始されたら居ないよ。

 シアトルのワシントン大学学生のティムは、僕の近所の家にホームステイして、一年間青学に通った。ホームステイ先の家のご主人と僕の妻が犬の散歩の知り合いで、拙著『ピカレスク 太宰治伝』を読んでいるアメリカ人学生がいる。先生にお会いしたい、と言っている。では勝手に電話させなさい。ということでホントに勝手に電話がかかってきたのである。

 青学で何を勉強しているのかね?

「太宰治と井原西鶴です。ゼミは26人中、女性が22人です。もうひとつのゼミは、プロレタリア文学や大正時代の文学です。そちらは10人ぐらいで、女性はそれほど多くはない」

『人間失格』はね、あれはほんとは、自分だけ合格で、世間が失格だと言っているんだよ。それを読み違えている若者が、日本には多いんだよね、と言ったら、あれだけ自殺未遂を繰り返して生き残るのは、強いということですね、とわかっていた。

 東京新聞の斎田記者が「放射線」(コラム)のゲラをもってきた。ニューヨーク特派員をしていたので、ティムとしばし会話。

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 そのあと入れ違いにテレビ朝日のコメンテイター、川村晃司さんが来訪。彼もニューヨーク特派員を経験している。テレビ朝日に入社してすぐ都庁クラブに派遣されたという。美濃部都政の時代だった。

 いまの民主党のバラマキ政策は、美濃部都政と似ているね、と言ったら、川村さんは、まったくその通りだね、という感想を述べた。

 川村さんとティムが帰ったあとも、都議会ははじまらない。結局、午後7時15分にはじまり、43秒で終わった。明日の3月26日金曜日に延期、異議なし、だけ。

 ところで国政のほうの民主党だが、小沢幹事長に対する批判が強いうちに安住淳議員が政調会の復活を訴えて認められたようだ。あたりまえだ。安住議員が正しい。 

 年末に刊行された『日本の論点2010ー120の直言』(文藝春秋刊)に、「政調会をつぶした民主党。公開の議論を封じれば官僚の思うツボである」という小論を書いた

 いまの民主党になにが欠けているか、示しておいたので一部を抜粋する。

 55年体制を熟知している民主党の小沢幹事長は、政権交代後、民主党の政調会をつぶした。すべて大臣、副大臣、政務官の政務三役会議で決める、というシステムを採用した。

 しかし、政府に入った議員は七十人程度である。民主党は衆議院議員三百人に参議院議員百人、合計四百余人のうち三百三十人は国会における多数決要員にすぎない、ということになる。立ったり坐ったり、挙手したりしなかったりする員数合わせのために存在するだけ。本来ならば、民主党も自民党と同様に省庁に対応した政調会の部会(部門会)があり、その部会で政策を練るはずだが、政調会をつぶしてしまったので勉強するところがない。

 自民党の政調会が族議員化したのは事実である。官僚機構の手先になったようなものといえる。だが行政は専門的な領域も多く、法律のひとつひとつの意味、実態、もとの立法の趣旨について、きちんと勉強する機会がないと役人にだまされてしまう。役人は立法のエンジニアであり、素人にはわからない仕組みをたくさん発明する。天下り法人も、巧みに法律に結びついたかたちで必要性を強調されており、それを見抜くことは容易ではない。

「官僚主導から政治主導への転換」は、いまのやり方では無理だろう。 民主党政調会の部会は復活させるべきだと思う。自民党との違いを見せるとしたら、その政調会の部会に官僚を呼び、公開で議論することに尽きる。自民党の部会が族議員の巣窟と化したのは、非公開だったからだ。

 
 僕は国会議員ではなかったが、道路公団民営化委員会の委員として、委員会の審議をすべて公開した。政府の審議会を全面公開したのはこれが最初である。記者クラブに所属する新聞記者だけでなく、フリーの記者も業界紙記者も、誰でも入ることができたのでいつでも四、五十人の記者がいた。地方分権改革推進委員会も、この経験を踏まえて公開した。公開は事件だったと言ってもよい。

 以上、『日本の論点』の抜粋である。くわしくは『日本の論点』そのものをめくってみてください。

 

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2010年3月24日 (水)

反動の嵐が吹いている。民主党は亀井党ではないだろ。

  昨日の夜10時過ぎ、ツイッターを始めました。田原総一朗さんまでツイッターをやっているなんて、知らなかった。

翌日、つまり今日の昼にフォロワーが3000人超。驚いた。夜9時前のいま、5000人超。まだツイッターというものがわからないところもあるけれど、新しいツールには違いない。

東京新聞夕刊一面のコラム「放射線」の原稿を書いた。掲載はいつも金曜日。

このブログを書きながらNHKニュースを見ていると、亀井静香大臣が郵便貯金の限度額2000万円とほざいている。反動の嵐が吹き荒れている。亀井さんはもともと一貫しているわけだが、民主党はおかしくないか。亀井党ではないだろ。刺殺された民主党議員の石井紘基が生きていたら、こんなことはさせないだろう。

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2010年3月23日 (火)

ツイッター始めました。

  永田町にある都道府県会館で、全国知事会の出先機関プロジェクトチームの会合。上田埼玉県知事が座長である。地方分権委員会の勧告を尊重していただきたい、という趣旨の発言をした。威勢のよい案をまとめても、移行過程が見えないものでは霞が関はびくともしないから。

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 副知事室に戻ると、「ビッグトゥモロウ」のいつもの女性編集者がインタビューにきて、カルビーのポテトチップス「期間限定・しおとごま油風味」がとてもおいしいので、とお土産に持ってきた。

 「奥サマは小学生」」という漫画があり、奥サマは12歳なのである。セックスシーンが繰り返し出てくる。これはふつうの書店で、ビニールでもなく、誰でも買えるふつうの棚に置いている。18歳未満でも買うことができる。現状の自主規制の対象ではない。

 ひどい本があるねえ、と見ていたら、帰国する直前のニルスが覗いて、「子ども! こんなもの、表現の自由と関係ないよ。フランスだったら、ふつうの本屋にはあり得ない」と驚いている。

 ツイッター始めました。

http://twitter.com/inosenaoki

 朝日新聞3月20日土曜日夕刊にタブロイド版の付録がついています。

 「SIPPO」という犬の雑誌、いや猫も載っているので、ペットの雑誌です。今回の特集は「猪瀬直樹&ラッキー」です。オーストラリアン・ケルピーという犬を飼っています。オオカミ系の犬で、オーストラリアの野犬ディンゴの血を引いています。オーストラリアであってもお腹に袋があるわけではありません。

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2010年3月22日 (月)

言論表現の自由とは別モノ

 表現の自由という前に、13歳未満の性交を描いて不特定多数に漫画やアニメなどで見せる意図はなんでしょうか。足利事件の菅家やさんは無実が証明されてよかったのですが、真犯人はつかまりませんでした。アメリカでは、性犯罪を繰り返す者に位置確認のGPSをつけさせました。新たな被害者をつくらないためです。

 漫画は重要な表現活動です。当然です。ただそれと別の問題があるということです。今回の条例は、充分とは思われない面(18歳を13歳に変えるとか)もあり、誤解をまねいているようです。

 こういう質問があります。

「性交又は性交類似行為」という規定ぶりが曖昧であり、18歳未満のキャラクターの性を描写した漫画、裸が出てくる漫画、これらのキャラクターが出てくる漫画等がすべて規制の対象となる」

 しかし、今回の条例にある「性交又は性交類似行為」とは、児童ポルノ法等において使用されている法令用語であり、「性交類似行為」とは、手淫、口淫、肛門性交、獣姦、鶏姦など、実質的に性交と同視しうる態様における性的な行為を指すとされている。

 この規定は、これらの性交又は性交類似行為を直接明確に描写したものに限定され、性交を示唆するに止まる表現や、単なる子どもの裸や入浴・シャワーシーンが該当する余地はない。

 裸であれば規制の対象する、というふうに間違って伝播されているのではないか。

 

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2010年3月19日 (金)

 最後の地方分権委員会ーー民主党政権は改革をちゃんとやれ

昼過ぎ、石原知事と打ち合わせ。

児童ポルノ事件が増加傾向にある。そのための青少年健全育成条例改正だが、本日の委員会で継続審議になるので、この機会に問題にされている「18歳未満」を、13歳とか15歳未満ぐらいに変えたほうがよいかもしれませんね、と言うと、「オレもそう思うな」。

 石原知事は午後3時の定例記者会見で、18歳未満については誤解を招くので、考えたい、と述べた。

「非実在青少年」はマンガのキャラクターのことである。小学生をレイブするなど相当ひどいものがあるのは事実だが、年齢の部分は「18歳未満」だと過度な行政の介入と誤解を招きやすい。

 13歳の少女とは合意のうえでも性交すると罰せられる。14歳の場合にはレイプであれば罰せられるが合意のうえでは罰せられない。こういう境目が法令にはこまかくあるので、13歳とか義務教育年齢の15歳とか、そのあたりに児童ポルノのキャラも線を引いたほうがすっきりするかもしれない。

 自転車会館で最後の地方分権委員会が開かれた。声明文「本委員会の累次の勧告の実現を求める声明」で、民主党政権は早く改革を進めろ、という趣旨である。はっきり言って、やるやると手を上げながら、霞が関になめられて進まない。分権委員会は三年間に100回200時間の審議を重ねた。安倍、福田、麻生、鳩山と四人も首相が交代した。いったい、政治はなにをやっているのだ、と虚しい気分である。

記者会見する分権委の丹羽委員長ら

地方分権改革、早急実現を=最終会合で政府にクギ-分権委

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 週の始まりは日曜日ではない。

 3月18日木曜日深夜。

 スケジュール帳についていずれ書きたい。中身をすべて見せるわけにはいかないので、昨日の「覚悟の瞬間」という動画の収録で、カメラのピントをゆるめて撮影してもらった。1週間分が一覧できることが望ましい。週単位で人生を考える。カレンダーは、なぜか日曜日から始まり土曜日に終わる。携帯電話のカレンダーを見てごらん。僕のスケジュール帳は、はじまりを月曜日につくりかえ、土日を最後にする。このあたりまえのところが肝心である。

 都庁で仕事。夕方、渋谷のセルリアンタワー(東急系の高層ホテル)で、東京都市大学の講演(武蔵工業大学が名称を変えた)。「渋谷コロキウム(講演と対話)」という名前で情報発信をしている催し。学長の中村英夫先生は、道路公団民営化推進委員で知り合い、審議で対立したときもあったけれど、人格者で尊敬していた。久しぶりに対話。少し意見が異なるところもあったけれど、楽しい議論だった。 

 帰途、渋谷から乗ったタクシーが変わっていた。屋根が透明ガラスで、夜景を観るためなのだという。有限会社リッチネット東京という領収証。いわゆる個人タクシーではない。法人なのに個人経営のタクシーだという説明がよくわからなかった。ネットに載っている。

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2010年3月17日 (水)

明治維新ではなく

昨日のつづき。

ニルスとスタッフ2人を連れ、僕の4人で「麻布長紅」へ。三日前に日本に来て、懐かしいだろうと和食ばかり勧められ、もう魚はよい、というので中華料理にした。鹿のアキレス腱とフカヒレのスープなど、そこそこに美味い店。来週にはアメリカへ戻る。

インターネットの雑誌(フランス語と英語)に、日本はこれからどこへ向かうのか、世界史のなかでどういう役割を担うのか、ということを書いてくれ、と頼まれた。ニルスは世銀の仕事とは別に、本人曰くハイレベルなネットマガジンで、原稿の企画と依頼をする役割をしている。3月はフランスのなんとかという有名な哲学者(名前を失念)、5月にはコロンビア大学のなんとか(失念)、4月ですよ、遅れないでください、と言われ、わかったよ、と答えたが紹興酒の酔いのいきおいでOKした。

ネット配信の「覚悟の瞬間」という動画サイトからインタビューを受ける。ふつうのテレビの収録と変わりない。

  今日は憂鬱だ。締め切りがたまってきた。

それよりもっと憂鬱なことは、小泉構造改革の意味がわからないまま、やみくもに否定だけを口走り、日本が崩れていくことだ。夕刊の読売新聞のトップ見出し「郵政10万人を正社員に」とあり、非正規の人が20万人いて、うち10万人を正社員にすると24万人だった社員は34万人になってしまう。正規・非正規ではなく同一労働・同一賃金にすればよいだけなのに。

道路公団改革もぐじゃぐじゃにされそうである。

民主党政権は、明治維新ではなく、後醍醐天皇のように期待を集めて、たちまち失敗し混乱だけが残る、ということか。

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2010年3月16日 (火)

パリから来た青年、ワシントンへ渡る

ニルス・プラネル君がワシントンからやってきた。三年前、僕が副知事になる直前にパリに帰国し、その半年後、ワシントンの世界銀行に勤務しはじめた。

ニルスが初めてフランスから僕の事務所に来たのは、2001年夏、まだ20歳だった。インターンシップとして、作家の事務所ではたらくことが目的である。その後、帰国してパリ政治高等学院で学び、卒業すると再び、来日した。2005年である。僕の仕事を手伝ってくれた。

07年3月、日本での体験を一冊の本にして出版した。「Un autre Japon」とは、もうひとつの日本、という意味である。日本語訳も出た。

『僕が猪瀬事務所で見たニッポン大転換』(草思社)

 帯には「猪瀬直樹事務所スタッフだったフランス人青年が、小泉改革に揺れる日本社会をリアルに活写!」とあるように、なかなかおもしろい。視点が独特であり、文章も読ませる。

 早いものでニルスは29歳になっている。もう一冊、オバマ政権の誕生を分析した本も出版している。アメリカへ行っても、タダでは転ばないところが偉い。

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2010年3月15日 (月)

「ハート・ロッカー」と「アバター」

「ハート・ロッカー」を観たのは1月10日日曜日である。映画の推薦コメントを引き受けた。試写会に行く時間がない場合が多いので、見本のDVDを送ってもらう。たいがい土日に自宅へ帰ったときに鑑賞する。

 アカデミーの有力候補だと聞いていたが、間違いないと思った。「アバター」は、なるほどこれが3Dというものか、と楽しませてくれた。だが、昔の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(ケビン・コスナー主演)のストーリーと同じで、お決まりのパターンと見抜けた。インディアン、ウソつかない、白人反省してます、という感じである。「ラストサムライ」もそのパターンだろう。

「ハート・ロッカー」は、しかし、日本人にはほんとうのところわからないのではないか。なぜなら数々のベトナム戦争映画の傑作が生まれたときにも思ったが、日本人は自分が戦争に行くとは誰も思っていない。アメリカ人は、自分が死ぬかもしれない、と思って観ているし、監督もそれに向き合っている。そこが違う。

「ハート・ロッカー」にアカデミー賞を受賞させたのはアメリカ人である。爆発物処理班は、新しい現実に立ち向かっているアメリカを映し出していた。。「アバター」の物語は、いつものパターン、日本でいえば「水戸黄門」みたいに、ありふれていたのだろう。

 今日も議会で夜9時まで。

 夕張に雪かき研修に行った若い東京都の職員の「夕張レポート」がアップされました。

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2010年3月12日 (金)

値上げで無料?

 午後1時から9時まで都議会。トイレタイムは8時間のうち2回。昨日と今日でハワイ往復、エコノミー症候群だ。

 都議会と別の話。民主党政権は午前の閣議で道路整備事業財政特別措置法の改正案を閣議決定した。この法案については4日のブログにも書きましたが、高速道路料金の割引財源2兆5000億円を道路建設に使えるようにする法案だ。「土日休日上限1000円」などの割引の今後の財源はなくなり、大幅な料金アップになる。「無料化」と言っていた民主党が、「値上げ」する。

「値上げ」批判から逃れるために、きょうの閣議後会見で前原誠司国交大臣は「6月には高速料金上限制をスタートする」という、ウソの上塗りをした。もうわけがわからない。

建設も無料化もやれば、いくら税金があっても足りない。つぎはぎの矛盾だらけのウソをならべて、国民を欺いている。

財政破綻の影響で夕張市内の3中学校が4月から1校に統合される。閉校になる市立緑陽中学校の生徒らを描いた『最後の卒業生』(河出書房新社刊)が出版された。著者はコンサルタントで作家の本田有明氏。

緑陽中学の生徒は昨年5月、東京にきて特産品の夕張メロンを都庁で販売する物産展をやった。本田さんはそのときの中学生たちを特集した報道ステーションを見て作品化を思い立ったそうだ。

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2010年3月11日 (木)

 民主党は矛盾だらけになってきたなあ。

11時から11時10分まで予算提案説明。10分だけ。予算特別委員会はそれからが長い。午後1時から9時まで、民主党、自民党、公明党、共産党の順に総括質疑、築地の豊洲移転でもめているのだ。

 築地はいまのままなら地盤沈下していくだけだ。2年ぐらい前に書いた。07年10月と08年4月。いつまでも同じ話を蒸し返している。

 築地市場の豊洲移転問題 データを元に客観的な議論を

 誤報の‘伝言ゲーム’

 本日のメルマガ。民主党の「12兆円」のウソ、についてお読みください。記者からの反応が多い。自民党もダメだけれど、民主党はもっとひどいねえ。虚偽がよくない。

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2010年3月10日 (水)

3月10日は東京大空襲の日

「東京都平和の日」記念式典が都庁で開催された。

 例年、3月10日に行われる。昭和20年3月10日は東京大空襲。10万人が死んだ。

  詳しくは拙著『ジミーの誕生日』をお読みいただきたい。焼夷弾がなぜ「美しいか」、説明しておいた。

  観光庁長官が副知事室にやってきた。詳しくは後日。

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  明日、1日中、議会なので早く寝ないとならない。ゴメン。

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2010年3月 9日 (火)

中野翠さんが来て……。

  3月は予算の季節である。政府もそうだし、地方自治体も、大きなところも小さなところでも議会が開かれている。

本日は30分だけ、都議会本会議が開かれた。「中途議決」と呼ばれる。

午後1時から1時30分まで。2010年度予算を集中審議する「予算特別委員会」が11日から始まるのを前に、2009年度末までに終わらせなければいけない契約案や、09年度補正予算案の採決をするための議会日程だ。

  3月11日、12日、土日を挟んで月曜日の15日と予算特別委員会、略して予特があり、午後1時から夜の9時過ぎまでつづく。

  そういうわけでなかなかブログが進まない。

  そうそう、 昨日は、エッセイストの中野翠さんが僕の高校時代の友人の土屋修身と副知事室を訪れた。

 いつまでもここにいるとはかぎらないのだから、一度、見学にいらっしゃい、と伝えたから。中野翠さんとは土屋君を通じて30年来の知己のだ。もっと前かな。

彼女の新刊の文庫は『アメーバのように。私の本棚』(ちくま文庫)である。

45階の展望台がタダなので、中国人は、有料の東京タワーでなく都庁に来る。知らなかったわ、というので、どうせ初めてなのだからついでに見に行ったら、と勧めた。

  副知事室にいると、環境局、建設局、都市整備局、入れ替わり立ち替わり、あわただしい。夕方、水道局長と国際展開について話し合った。尾崎さんという水道局長は、身長が185センチぐらい、それで業界ではジャンボ尾崎と呼ばれているのだ。覚えやすい。

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水ビジネスの新展開

 3月8日月曜日深夜。

 世界的な水問題の解決に向けて、情報交換やビジネスモデルの検討基礎を得るため、東京都水道局は、(株)産業革新機構と協定及び覚書を締結した。

 このニュースについての詳細は、3月9日火曜日の朝刊を読んでください。

 機会をあらためて書きます。

 超党派で、また役所のタテワリを排除して進めなければいけない重要な成長戦略です。

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2010年3月 5日 (金)

3月6日土曜日の夜9時からのMXテレビ(9チャンネル)「東京からはじめよう」、ゲストはパソナの南部靖之さんです。大手町の旧大和證券ビルがまるごと野菜工場になります。収録が今日でした。一見にあたいします。

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 ネパールがたいへんなことになっている。十年ほど前、王様が殺され、毛沢東主義者が跋扈して治安が乱れている。中世とポストモダンが混在した戦国時代で、国民国家とはほど遠い状態らしい。与党のリーダーのひとりが副知事室を訪れた。

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(通訳の女性を挟んで)

 すぐできることはないか。廃棄される寸前の日本語の教科書(廃校になった小学校)が使えるのではないか、と考えてみた。

 トーキョーワンダーサイトの若手支援プログラムのひとつに「ワンダーシード」がある。ワンダーシード2010が3月6日から開催される(3月20日まで)。1000近い応募のなかから、若い新人画家の作品が101点選ばれた。将来のピカソやゴッホになるかもしれない作品が即売される。毎年、すぐ売り切れる。2万円、3万円ぐらいの相場だから、お奨めである。御祝儀だと思ってもよい。場所は渋谷パルコの真向かい。

http://www.tokyo-ws.org/archive/2010/01/2010-3.shtml

 今日の夕刻に、その内覧会が開かれた。石原知事が、他人に理解されなくても、いや理解されないぐらいじゃないと、ホンモノじゃない、と若いアーティストを励ました。「オレだって『太陽の季節』は、理解されなかったんだ」と。

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2010年3月 4日 (木)

ここまで堕ちたか民主党

 史上最低の国交大臣と副大臣ということになります。

 高速料金の土日1000円の値引き用の財源を建設用に振り替えるわけですから。それも参院選挙対策用に。

 馬淵副大臣の記者会見(3月4日午前10時)は、支離滅裂だった。年末に小沢幹事長が政府に対して「重要要点」という要望書を渡した。要望ではなく、勝手に決めたものを押しつけたのだが。

 馬淵は、記者に「大臣は年末、与党要望と我々の考え方と違うと言っていたが」と質問され、「あの段階では、重要要点が果たしてどういう意味をもっているか、充分な理解ができないなかでおりました。今回、一定の整理をさせていただいたと思っています」

 記者が問うのは「大臣にどういう誤解があってどう解けたか」である。馬淵副大臣は「少なくとも、どういう意味かわからないという意味であったと思っています」と言って、長々と弁明した。

 毎年2500億円の10年分で2.5兆円、これが麻生首相(当時)がつくった土日1000円の割引用の財源(ガソリン税などからもってきた)で、民営化のスキームとは別にしておいた。さすがに民営化を否定するわけにはいかなかったのだ。この財源は、あくまでも高速会社の値下げによる減収分に対応するもので、建設にまわすものではないということが法律(道路財政特別措置法)に明記された。

 来週の閣議で、この法律を改正して建設財源に回す閣議決定、そのあと国会を通過する。詐欺のような話、何でもあり、という無法地帯に化したのだ。選挙のためなら、何をしてもよいのか、小沢幹事長がそういう考えだとしても、担当の大臣・副大臣は、それは違うだろうと意思表示をしない。あきれるしかない。

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日本経済新聞3月3日付け1面トップ記事参照

  ただいま3月4日午前零時10分。

  3月2日は午後1時から午後9時まで都議会本会議、という予定が、午後10時近くまで延長。

  3月3日は午後1時から午後7時30分の予定が、午後9時近くまで延長。

  戻ってから東京新聞のコラム「放射線」(3月5日金曜日夕刊)を執筆。それで零時に。

 3月3日付けの日経新聞1面トップに「低料金の老人ホーム 大都市で設置しやすく 厚労省来月から 小型認め参入促す」の見出しがあります。

 とうとう厚労省が、認めたのです。東京都の「少子高齢化時代にふさわしい新たな『すまい』実現プロジェクト」(座長猪瀬直樹副知事)が昨年7月に、福祉施設の基準が、地価の高い東京の事情に適していない、と交渉した結果です。地方分権(地域主権)は、具体的に成果をあげなければ意味がありません。国が決めた杓子定規な基準はたくさんあります。

 都型ケアハウスは、3カ年で2400人分整備することになります。

 プロジェクトチームの報告書は、東京都のホームページにあります。大都市圏の自治体はこれを参考にしてください。

 http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/sumaipt/index.html

 3月4日も午後1時から都議会本会議です。

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2010年3月 1日 (月)

大道芸(ヘブンアート)が東京を自由にする

 東京マラソンは、前回の松村君のようなことがなくてよかった。

 競争率が高くて、参加できなかった人はかわいそうだが、‘参加者の安全の限界’を主張する警視庁の壁が厚い。

 日本では‘親心’で警察がしゃしゃり出る、という傾向があるが、大道芸(ヘブンアート)については、警視庁は寛容である。石原知事の方針で、都内各所でヘブンアートが自由に展開できる。詳しくは、いずれ説明する。パリやニューヨークでも、街頭でアートが展開されているが、東京も自由な楽しい都市にしていきたい。

 明日から都議会。とりあえず火、水、木はブログが更新できないかもしれない。

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